大学案内2023 電子カタログ
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国士舘大学の3つのポリシー建学の精神?教育理念?教育指針?教育研究上の目的□建学の精神「物質文明」を統御する「精神教育」を重視し、「心身の修練」と「知徳の精進向上」を目指し、国家社会の将来を思い、世界の平和と国家社会の改革向上に貢献する人材、即ち「国を思い、世のため、人のために尽くせる人材『国士』の養成」を目指す。□ 教育理念「国士」養成のため、四徳目「誠意?勤労?見識?気魄」を兼ね備える教育を行う。「誠意」とは、真心と慈悲の心で、世のため、人のために尽くすこと「勤労」とは、向上心を持って、誠実に仕事をすること「見識」とは、道理のもと、物事を見抜く力をもつこと「気魄」とは、信念と責任を持って強い心でやり通す力のこと□教育指針四徳目を備えるには、不断の「読書?体験?反省」を実践し「思索」すること。「読書」とは、善き書物に学び、世の中や自然界の真を理解すること「体験」とは、智恵を持って善悪を判断し、善なる判断を実行すること「反省」とは、何事も行った後、その行為を省みること「思索」とは、省みた内容を検討し、次なる目標を立案すること□教育研究上の目的国士舘大学は、教育基本法及び学校教育法にしたがい、建学の精神に則り、学術の中心として、広く知識を授け、深く専門の学芸を教授研究するとともに、歴史と伝統をたっとび、心身を錬磨し、誠意?勤労?見識?気魄の徳性を養い、もって道義日本を建設し人類の福祉に貢献する有為の人材を養成することを目的とする。これらを基に、学力の3要素等を踏まえ、国士舘大学の3つのポリシーは次の通りとする。(参考)学力の3要素1. 知識?技能2. 思考力?判断力?表現力等の能力3. 主体性をもって多様な人々と協働して学ぶ態度卒業認定?学位授与の方針「ディプロマ?ポリシー」国士舘大学は、建学の精神及び教育の理念に基づく次の素養を身に付けるとともに、各学部が定める所定の単位を修め、卒業要件を満たした者に卒業を認定し、学位を授与します。1. 幅広い教養と体系的な専門分野の知識?技能などを活用して、世のため人のために尽くし、向上心を持って誠実に仕事を行い、道理のもと物事を見抜き、信念と責任を持ってやり通す力を身に付けている。2. 人文、社会、自然などに関する事象を正しく理解し、その理解に基づいて善悪のバランスのとれた判断の下で、善なる判断を実行し、その行為を省みて、省みた内容を検討し、次なる目標を立案する力を身に付けている。3. 公共のためを思い、国内外の情勢に関心を持って学びと研究を継続し、現実社会に貢献する熱意や行動力、リーダーシップを身に付けている。4. 様々な次元で多様性を増す社会において、他者の意見や価値観を尊重できる人格と、多様な他者を理解し協働していく力、コミュニケーション力を身に付けている。入学者受入れの方針「アドミッション?ポリシー」国士舘大学は、建学の精神及び教育理念?教育指針に基づいた人材養成を行うにあたって、以下のような素養と能力等を備えた学生を受け入れます。また、このような入学者を適正に判定するために、多様な方法による入学者選抜を実施します。国士舘大学が求める学生像1. 国士舘精神への共感国士舘大学が掲げる建学の精神、教育理念?教育指針、教育研究上の目的に共感し、世のため、人のために尽くせる人材「国士」になろうとする意欲がある者。2. 学問への意欲志望する学問分野に関心を有し、幅広い教養と高い専門性を身に付けることを目標に、努力を惜しまずやり通す意欲がある者。3. 多様性と主体性への姿勢人間としての感性を高く持って多様な価値観を理解し、主体的に行動して公共に尽くそうとする姿勢がある者。4. 国士舘教育への理解日本文化の伝統技術とその基盤にある礼儀?作法、身を守り社会の要請に応える防災力、困難な時代を生き抜く持続的な就業力を身に付けようとする意欲がある者。また、このような入学者を適正に判定するために、次に掲げる観点から、多様な方法による入学者選抜を実施します。1. [知識?理解?技能](1-1)高等学校卒業相当の知識を修得し、大学での学修に必要な基礎学力を有しているか。(1-2)スポーツ活動において優秀な成績を収め、入学後もスポーツ活動を継続する意志と、学部が定める卒業条件を達成する意志を有しているか。2. [思考力?判断力?表現力]社会の様々な問題について、知識や情報をもとに論理的に考え、その結果を他者にわかりやすく説明できるか。3. [主体性?多様性?協働性]グループ学習や課外活動、ボランティア活動などを通じて、多様な人たちと協力して課題や目標に取り組む姿勢を有しているか。教育課程編成?実施の方針「カリキュラム?ポリシー」国士舘大学は、卒業認定?学位授与の方針(ディプロマ?ポリシー)で掲げる能力や態度を身に付けるために教育課程を編成し、それらの系統的な履修によって教育目的を達成します。教育課程?内容、教育方法、学修成果の評価については、次のように定めます。(1)教育課程 ? 内容1. 本学の教育課程は、「総合教育科目」、「外国語科目」及び「専門科目」を 設置しています。1)「総合教育科目」は、人文科学、社会科学及び自然科学の各分野に関する多角的な知識と深い教養を身に付け、総合的な判断力を培う科目を設置しています。2)「総合教育科目」の中に、情報技術力の向上を目指した情報関連科目を設置しています。3)「総合教育科目」の中に、身体運動の幅広い知識を修得させ、知的、道徳的、身体的な教養を育成し、心身共に健康でゆとりある生活を実現する能力や態度を育てるために、保健体育科目を設置しています。特に、本学が創立以来重視してきた「文武両道」の観点から、全学部で武道種目を履修できるようにしています。4)「外国語科目」は、語学力の向上や異文化理解能力の育成、コミュニケーション力の充実を図る科目を設けています。5)「専門科目」は、専門分野の知識を体系的に理解する講義科目、自らの知的好奇心を追求しこれまでに修得した知識を基に研究?実践する演習科目、修得した知識をもとに専門的な技能の習得を目指す実験?実習科目を配置しています。2. スムーズな大学生活への導入を促進し、自立的で自主的な学習態度を身に付けることを目的とした初年次教育を各学部で実施しています。3. 「専門科目」を主体として、自身の学修?研究の達成度を高めるために、他学部等の授業を履修できる他学部履修制度を設けています。4. 卒業後、社会に貢献できるように全学部で諸資格取得のための科目を設置しています。5. 社会の構成員として、共助の精神に基づく積極的な活動意志(ボランティア精神)を形成し、災害に対する知識と対応技術等を養成するため、防災教育に関する科目を設置し、学生に防災力を身に付けます。(2)教育方法1. 講義、実験?実習?実技や体験学習をバランスよく組み合わせて学修成果を高めます。2. ティーチング?アシスタント(TA)や授業支援学生(SA)による授業支援を活用し、可能な限りアクティブ?ラーニングを取り入れた授業を行います。3. 演習科目(ゼミ)では、事前に募集説明会や担当教員による選抜を実施し、原則として少人数制の下、担当教員による手厚い指導を行います。4. 講義支援システムを活用することで、講義の予習?復習をはじめ、アクティブ?ラーニングや問題発見?解決型学習、反転授業などの実施を容易にし、学んだ知識の理解を深めます。5. 各学部に教員による担任と、職員による学生係を置き、将来の目標に合わせた学修相談指導並びに学生生活指導を行い、学修環境と生活環境の支援を行います。(3)学修成果の評価各授業科目については、到達目標や成績評価の基準と具体的評価方法をシラバスに明示して学生に周知した上で、公正で厳格な成績評価を実施します。09

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